Smiley face
写真・図版
不適切指導の問題を訴える遺族のはるかさん=2025年5月21日午後2時2分、東京都千代田区の衆議院第一議員会館、狩野浩平撮影

 教職員から不適切指導を受けて亡くなった子の遺族らで作る「安全な生徒指導を考える会」が21日、衆議院第一議員会館(東京)で集会を開いた。遺族らは「大人が変われば防げる死がある。国は子どもたちの思いをすくい取ってほしい」と訴えた。

 集会では5人の遺族が登壇した。2013年に高校生だった弟を亡くしたはるかさん(30代)は、「亡くなった子どもたちは不適切指導がなければ今も楽しく生きていたはず。不適切指導の実態や、自殺事案の背景を詳しく調べる必要がある」と話した。

 遺族らはまた、日本スポーツ振興センター(JSC)の災害共済給付制度についても疑問を呈し、要望書をこども家庭庁の担当者に手渡した。

 授業中や部活動中の死亡に対…

共有